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前のお手紙のあと、
想像していた以上に、たくさんの方が
お返事を、寄せてくださいました。
1つひとつ、ゆっくり拝読しました。
皆さまの「理想のコーヒー景色」のなかには、
──「自分でつくった一杯を、誰かと分かち合いたい」
──「あの色のある一杯を、家でも淹れてみたい」
そんな、やわらかな願いが、たしかに、ありました。
その願いに、今日、お応えします。
前のお手紙では、
休日の朝の、自分のための一杯。
そして、友人に振る舞う、色のきれいな一杯を、
お見せしました。
そして、こうお伝えしましたね。
──「いいな」と眺めていた、あの一杯は、
特別な人のものではなく、
自分の手から、生まれるのだと。
お店の一杯が、家のものより、おいしく感じるのは、
「機械の差」では、ありません。
その理由は、もう少し、深いところにある ──
そんなお話で、前回は、終わっていました。
そして、お約束しましたね。
ふたつのことを、お渡しすると。
ひとつ、家の一杯を、プロに近づける「3つの条件」。
ふたつ、スーパーと Amazon だけで作れる、
映える「10のメニュー」のすべて。
その約束を、今日、
ひとつ残らず、果たします。
私たちは、2010年から、
コーヒーマシンだけを、つくり続けてきたメーカーです。
自社工場の技術者2300名以上が、1台ずつ仕上げ、
その品質は ISO9001 に認められ、
いま、世界各国のキッチンに、届いています。
でも、ずっと見つめてきたのは、機械ではなく、
「一杯で、人は、どれだけ幸せになれるのか」。
―― だから、その答えを、お渡しできます。
―― 高い豆も、特別な道具も、いりません。
その差を、分けていたものは、
じつは、思っているより、
ずっと、少なかったのです。
色のきれいな一杯を、ほんの数種類。
その彩りと物語ごと、ゆっくり楽しむ ──
そんな毎日です。
たくさん、覚える必要は、ありません。
抹茶オーツラテ。ローズ・ラズベリーラテ。
お気に入りを、いくつか。それで、十分です。
―― 写真に残したくなる一杯が、
暮らしのなかに、ある。
それが、このお手紙で、お渡しするものです。
そんな毎日は、どこか心にゆとりがあって、
―― 自分を、大切にできている。
―― では、その一杯を、本当に叶えられる
道具とは、どんなものか。
美味しい一杯のためには、
ほんの少しだけ、
人の手の温度が、要るのです。
―― 私たちが、ずっと信じてきたことです。
―― 自分の手で、ひと手間を加えたとき、
コーヒーは、もっと美味しくなる。
その小さな関わりがあるからこそ、
写真にしたくなる一杯も、
誰かと分かち合いたくなる一杯も、
自分の手から、生まれてきます。
―― これは、精神論では、ありません。
鮮度、温度、圧力。
これから、その事実を、お話しします。
なぜ、お店の一杯は、
写真にしたくなるほど、色が冴えるのか。
多くの方は、「機械の差だろう」と、
そう、思っています。
けれど、本当のところは、
もう少し、静かなところに、あります。
その一杯をつくる人が、毎日、
そっと整えている、いくつかの条件。
そのうち、家のキッチンでも揃えられるのが、
この、3つです。
― 豆の、鮮度。
― お湯の、温度。
― 抽出の、圧力。
この3つが、ふっと揃った瞬間、
あなたの家の一杯は、
思わず写真にしたくなる色に、変わっていきます。
順に、お話しさせてください。
豆は、挽いたその瞬間から、
香りが急速に逃げていきます。
―― 念のため。
「挽く」とは、焙煎された豆を、粉に砕くこと。
その粉に湯を通して、一杯になります。
(ご存じの方は、どうぞ読み飛ばしてください)
30秒で半分、
と言う淹れ手もいるほどです。
だから、お店では、必ず「直前に挽く」。
家の一杯と、もっとも違うのは、
ほんとうは、ここなのです。
―― 今日、家で試せること。
「淹れる直前に、豆を挽く」。
※ 挽きたては、お手持ちのミル、または Gevi が本体と同時にご用意する専用グラインダーで。
すでに挽いた粉からでも、もちろん始められます。
前のお手紙でも、お伝えしたお話です。
もし、すでに試してくださっていたら、ありがとうございます。
その小さなひと手間で、
家の一杯の香りは、確かに、ふくらみます。
ひと口めの香りに、
となりの誰かが、ふっと顔を上げる ──
その瞬間こそ、分かち合える一杯への、第一歩です。
意外と、知られていないことがあります。
沸騰したばかりのお湯は、
じつは、コーヒーには、
少しだけ、熱すぎるのです。
豆が持っている甘みや、まろやかな香りは、
90度から96度のあたりで、
もっとも、よく開きます。
100度のお湯で淹れると、
苦味と渋みが先に出てしまい、
本来の甘さが、奥へ引っ込んでしまうのです。
お店の一杯が、いつも同じ表情で美味しい理由のひとつは、
この温度を、ずっと、ぶれずに保っていること。
じつは、家庭で再現するときに、
いちばん不安定になりやすいのが、ここなのです。
―― 今日、覚えておきたいこと。
おいしさの分かれ目は、90〜96度。
そして、"毎朝そこに、ぴたりと合わせ続ける"こと。
わずか1〜2度で、甘い香りは奥に隠れ、
えぐみだけが、前に出てしまう。
それくらい、繊細な分かれ目です。
そして、その温度を毎朝そろえるのは、
じつは、いちばん難しいところ。
その日の気温、豆、機嫌ひとつで、
温度は、かんたんに、数度ずれてしまう。
カップに注がれたコーヒーの上に、
きつね色の薄い膜が、ふっと立ち上がる ──
クレマ、と呼ばれる、あれです。
あれは、ただの泡では、ありません。
豆のなかに眠っている香りの成分が、
圧力をかけられて初めて、表に出てきた姿です。
その圧力は、おおよそ9気圧。
これより弱いと、香りは奥に隠れたまま。
強すぎると、苦味だけが前に出てしまう。
9気圧というのは、長い時間をかけて見つかった、
ちょうどいい場所なのだそうです。
そして、この9気圧という圧力は、
人の手のひらでは、どうしても、作れません。
家庭で再現するには、機械の力が、要ります。
テーブルの誰かが、一瞬、
そのクレマに、ふっと見入って、
「写真、撮らせて」と言う。
── その小さな1秒が、家の一杯を、
分かち合いたくなる景色へ、変えていきます。
ここまで、3つ、お話ししました。
― 豆の、鮮度。
― お湯の、温度。
― 抽出の、圧力。
お湯の温度と、抽出の9気圧。
―― この2つは、手では出せない精度で、
一台が、しずかに担います。
残る、豆の鮮度は、あなたの手と、
本体と同時にご用意する専用グラインダーで。
―― この一台と、ほんのひと手間で、
3つが、はじめて、揃います。
全部を、機械に任せるのでは、ありません。
あなたの手でしか出せない部分は、あなたが。
手では届かない精度だけを、機械が。
―― その役割分担が、家の一杯を、変えます。
その違いは、ことばより、
一杯のほうが、ずっと雄弁です。
―― だから、お見せします。
前のお手紙では、10通りのメニューを、
まず、ご紹介しました。
そのうち、2つの動画は、
もう、お見せしました。
今日は、残りの8つ ──
抹茶オーツラテから、
ハニー・シナモン・オートラテまで ──
写真にしたくなる、色のある一杯のつくり方を、
ぜんぶ、いまから、ご覧いただきます。
この3日間で、これを見終えたあなたは、
もう、10通りの色を、
自分の手で淹れて、誰かと分かち合える側の、ひとりです。
「すべては、覚えきれない」
―― そう思われた方、ご安心ください。
このすべてのメニューを、
つくり方、用意するもの、材料の分量、
こだわる工程、そして一杯ごとの背景や物語まで ──
誰でも再現できる一冊の冊子にして、
本体に、同梱してお届けします。
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お湯の温度と、抽出の圧力 ──
このふたつは、機械の仕事です。
残るは、ひとつ。
豆の、鮮度です。
挽きたての香りを、毎朝、自分の手で。
そのグラインダーを ──
アンケートで、皆さまが選んでくださった通り、
よそでは出せない特別価格で、ご用意しました。
これで、3つの条件は、
すべて、あなたの手の中で、揃います。
3つが揃った一杯は、
自分で飲んで、うれしい。
誰かに出して、喜んでもらえる。
―― そんな一杯を、これから、
あなたが、出せるようになります。
―― P.S.
次の、3通目の動画で、
いよいよ、発売日を、お伝えします。
そして、その日の公開の時刻は ──
3通目で、あなたに、おうかがいします。
その時間、待っていられるのは、
何時ごろが、いちばん都合がよいか。
―― 3通目で、皆さんのご希望を集めて、
いちばん多くの方が集まれる時刻に、合わせます。
ですから、次の3通目だけは、
どうか、必ず、ご覧ください。
ひとことだけ、
コメントで、聞かせてください。
―― 10通りのなかで、いちばん、
つくってみたいのは、どれですか?
この下のコメントで、ぜひ教えてください。
いただいたお声は、3通目のお手紙で、お答えします。
みんなの、分かち合いたい一杯