2026年 6月7日 June, 2026

たくさんのお返事、
ありがとうございました。

前のお手紙のあと、
想像していた以上に、たくさんの方が
お返事を、寄せてくださいました。

1つひとつ、ゆっくり拝読しました。
皆さまの「理想のコーヒー景色」のなかには、
──「自分でつくった一杯を、誰かと分かち合いたい」
──「あの色のある一杯を、家でも淹れてみたい」
そんな、やわらかな願いが、たしかに、ありました。

その願いに、今日、お応えします。

前のお手紙では、
休日の朝の、自分のための一杯。
そして、友人に振る舞う、色のきれいな一杯を、
お見せしました。

そして、こうお伝えしましたね。
──「いいな」と眺めていた、あの一杯は、
特別な人のものではなく、
自分の手から、生まれるのだと。

お店の一杯が、家のものより、おいしく感じるのは、
「機械の差」では、ありません。
その理由は、もう少し、深いところにある ──
そんなお話で、前回は、終わっていました。

そして、お約束しましたね。
次の手紙で、ふたつのことを、お渡しすると。

ひとつ、家の一杯を、プロに近づける「3つの条件」。
ふたつ、スーパーと Amazon だけで作れる、
映える「10のメニュー」のすべて。

その約束を、今日、
ひとつ残らず、果たします。

その前に、もう1度だけ、思い出してください。

その日の気分で、色のきれいな一杯を選べる朝。
「ねえ、どうやって作るの」と聞かれ、
写真に撮られ、真似される毎日。

あれは、特別な誰かの話ではなく、
あなたの暮らしに、これから起こる変化でした。
―― その入り口に、いま、立っています。

私たちは、2010年から、
コーヒーマシンだけを、つくり続けてきました。
でも、本当に見つめてきたのは、機械ではなく、
「一杯で、人は、どれだけ幸せになれるのか」
―― だから、その答えを、お渡しできます。

―― 高い豆も、特別な道具も、いりません。

その一杯の色が、写真にしたくなるほど
冴えてくるかどうかは、
じつは、
3つの条件で決まります。

IMAGE 01
OPENING HERO
色の重なる一杯 ── 2通目のはじまり(窓辺の朝版) 朝の窓辺、斜光の差すテーブルに、層の見える透明グラスの一杯。
グラスの中にやわらかな色のグラデーション、リネンクロスに小さな花と本。
背景はやわらかくボケ、フォーカスは色の層と光の透けに。
写真にしたくなる、絵画的な構図(自然光・彩度すこし高め)。 MOODやわらかさ・自分時間・分かち合いの予感 TONE水彩、暖色、ピーチ・ベージュ寄り RATIO16:9

なぜ、お店の一杯は、
写真にしたくなるほど、色が冴えるのか。

多くの方は、「機械の差だろう」と、
そう、思っています。
けれど、本当のところは、
もう少し、静かなところに、あります。

その一杯をつくる人が、毎日、
そっと整えている、いくつかの条件。
そのうち、家のキッチンでも揃えられるのが、
この、3つ
です。

― 豆の、鮮度。
― お湯の、温度。
― 抽出の、圧力。

この3つが、ふっと揃った瞬間、
あなたの家の一杯は、
思わず写真にしたくなる色に、変わっていきます。

順に、お話しさせてください。

条件 1first condition

豆の、鮮度。

豆は、挽いたその瞬間から、
香りが急速に逃げていきます。

30秒で半分
と言う淹れ手もいるほどです。

だから、お店では、必ず「直前に挽く」。
家の一杯と、もっとも違うのは、
ほんとうは、ここなのです。

―― 今日、家で試せること。
「淹れる直前に、豆を挽く」。

前のお手紙でも、お伝えしたお話です。
もし、すでに試してくださっていたら、ありがとうございます。

その小さなひと手間で、
家の一杯の香りは、確かに、ふくらみます。
ひと口めの香りに、
となりの誰かが、ふっと顔を上げる ──
その瞬間こそ、分かち合える一杯への、第一歩です。

IMAGE 02
GRINDING CLOSE-UP
挽く瞬間 ── 香りが立つ、その1秒(窓辺の手版) コーヒーミルから挽きたての粉が落ちてくるクローズアップ。
または、手挽きミルのハンドルを回すしなやかな手元(指先までやわらかく)。
粉の粒立ち、窓辺のやわらかな光、リネンと小さな花。
ピントは粉に、背景はやわらかくボケる。 MOOD香り・鮮度・心が和む集中 TONE水彩、暖色、やわらかい光、ベージュ RATIO1:1
条件 2second condition

お湯の、温度。

意外と、知られていないことがあります。

沸騰したばかりのお湯は、
じつは、コーヒーには、
少しだけ、熱すぎるのです。

豆が持っている甘みや、まろやかな香りは、
90度から96度のあたりで、
もっとも、よく開きます。

100度のお湯で淹れると、
苦味と渋みが先に出てしまい、
本来の甘さが、奥へ引っ込んでしまうのです。

お店の一杯が、いつも同じ表情で美味しい理由のひとつは、
この温度を、ずっと、ぶれずに保っていること。
じつは、家庭で再現するときに、
いちばん不安定になりやすいのが、ここなのです。

―― 今日、ご家庭でできる工夫。
お湯は、沸騰直後ではなく、
ひと呼吸、置いてから注ぐ。

ケトルから1度、別の器に移すだけでも、
お湯は数度、落ち着きます。
味の角が、ふっと丸くなります。

ただ、毎朝、その工夫を続けるのは、
意外と、難しいものです。
注ぐタイミング、季節、ケトルの素材で、
温度は、かんたんに、数度ずれてしまう。

家のキッチンで、温度を、毎朝、寸分の狂いなく整える ──
ここを、どう越えていくか。
その答えは、次のお手紙で。

IMAGE 03
STEAM & TEMPERATURE
湯気とケトル ── 温度を待つ、ひと呼吸(窓辺版) 細口ケトルの注ぎ口から立つ細い湯気、その奥に色の見える透明グラス。
朝の窓辺のやわらかなサイドライト、湯気が透ける逆光気味。
または、湯気の向こうに花とリネンがぼんやり見える構図。
手は写さず、小さな花を1輪だけ。「待つ時間」のやさしさが画面にある。 MOOD静けさ・自分時間・整える TONE水彩、ハイキー、暖色、やわらかい光 RATIO4:3
条件 3third condition

抽出の、圧力。

カップに注がれたコーヒーの上に、
きつね色の薄い膜が、ふっと立ち上がる ──
クレマ、と呼ばれる、あれです。

あれは、ただの泡では、ありません。
豆のなかに眠っている香りの成分が、
圧力をかけられて初めて、表に出てきた姿です。

その圧力は、おおよそ9気圧
これより弱いと、香りは奥に隠れたまま。
強すぎると、苦味だけが前に出てしまう。
9気圧というのは、長い時間をかけて見つかった、
ちょうどいい場所なのだそうです。

そして、この9気圧という圧力は、
人の手のひらでは、どうしても、作れません。

家庭で再現するには、機械の力が、要ります。

せっかく圧力をかけて引き出した香りも、
冷たいカップに注いでしまうと、
ほんの10数秒で、ぼやけはじめてしまいます。

―― 今日、ご家庭でできる工夫。
淹れる前に、カップを温めておく。
最後の1口まで、味が変わらなくなります。

お湯を、軽く張っておくだけ、で構いません。
たったそれだけで、最後の1口が、
最初の1口と、ほとんど変わらない味で、
着地してくれます。

けれど、9気圧そのものを家で作る ──
この1線だけは、機械の力が、要ります。
その答えは、次のお手紙で。

テーブルの誰かが、一瞬、
そのクレマに、ふっと見入って、
「写真、撮らせて」と言う。

── その小さな1秒が、家の一杯を、
分かち合いたくなる景色へ、変えていきます。

IMAGE 04
CREMA RISING
クレマが立ち上がる、その瞬間(F版) 抽出口からエスプレッソが落ち、透明グラスの中できつね色のクレマが
ゆっくり層になって立ち上がる、真横からの構図。色の層がよく見える。
クレマの粒の細かさ、層のグラデーションがはっきり見えるピント。
背景は窓辺のやわらかな光、写真にしたくなる絵画的な1枚に。 MOODうっとり・色の層・写真にしたくなる TONE水彩、暖色、ゴールドとピーチ、やわらかい光 RATIO1:1
きょうの、お土産eight videos, all at once

その3つを使った、
残り8つの動画を、
いま、すべて公開します。

前のお手紙では、10通りのメニューを、
まず、ご紹介しました。

そのうち、2つの動画は、
もう、お見せしました。

今日は、残りの8つ ──
抹茶オーツラテから、
ハニー・シナモン・オートラテまで ──
写真にしたくなる、色のある一杯のつくり方を、
ぜんぶ、いまから、ご覧いただきます。

この3日間で、これを見終えたあなたは、
もう、10通りの色を、
自分の手で淹れて、誰かと分かち合える側の、ひとりです。

VIDEO  /  03

F — 02 . MATCHA OAT LATTE(抹茶オーツラテ)

鮮やかな緑を、午後のひと息に。

VIDEO  /  04

F — 03 . RASPBERRY LATTE(ローズ・ラズベリーラテ)

深いピンクのマーブルを、自分にいたわりとして。

VIDEO  /  05

F — 04 . BANANA CINNAMON(バナナ・シナモンラテ)

やさしいベージュを、午後の小腹に。

VIDEO  /  06

F — 06 . GOLDEN LATTE(ターメリック・ゴールデンラテ)

黄金色のひと杯を、体の内側から。

VIDEO  /  07

F — 07 . PISTACHIO MATCHA(ピスタチオ抹茶ラテ)

手の込んだグラデを、誰かに見せたくなる。

VIDEO  /  08

F — 08 . BLACK SESAME(黒ごま・きな粉ラテ)

上品なグレージュを、和菓子と囲んで。

VIDEO  /  09

F — 09 . PEACH CHAMOMILE(ピーチ・カモミール・ラテ)

淡いオレンジピンクを、おだやかな午後に。

VIDEO  /  10

F — 10 . HONEY CINNAMON OAT(ハニー・シナモン・オートラテ)

キャラメルベージュを、朝食の食卓で。

色のある一杯のためには、
ほんの少しだけ、
あなたの手の温度が、要るのです。

―― 私たちが、ずっと信じてきたことです。

ここで、私たちのことを、
もう少しだけ、お話しさせてください。

世の中には、ボタンを1つ押すだけで、
コーヒーが出てくる機械があります。
とても便利なものだと、思います。

そのうえで、私たちが、ずっと信じてきたことが、
ひとつだけ、あります。

―― 自分の手で、ひと手間を加えたとき、
コーヒーは、もっと美味しくなる。

豆を、淹れる直前に挽く。
お湯を、ひと呼吸落ち着かせる。
カップを、温めておく。
── そのささやかな関わりが、
その日の自分と、その日の気分に、
ぴったり合った一杯を、つくってくれる。

だから私たちは、ずっと、
「あなたの手が、ほんの少しだけ関われる」
コーヒーマシンを、つくり続けてきました。

豆を挽く。
カップを温めておく。
抽出のはじまりを、自分のスイッチで合図する。
―― そのささやかなひと手間だけは、
機械から、お返ししたかったのです。

写真にしたくなる一杯も、
誰かと分かち合いたくなる一杯も、
ボタンひとつのマシンでは、
決して、たどり着けない場所
に、あります。

IMAGE 05
HUMAN TOUCH
手で淹れる手元 ── あなたの手の温度(窓辺の手版) セミオートのエスプレッソマシンに、ポルタフィルターを装着するしなやかな手元
または、タンピングする指先のクローズアップ(指先までやわらかく)。
機械のステンレスと、手のあたたかさが、やわらかく溶け合う。
顔は写さず、手と機械だけ。背景は窓辺のやわらかな光と小さな花。 MOOD関わる・自分時間・自分で色を決める TONE水彩、暖色、ベージュ、やわらかい光 RATIO16:9

便利さを、ほんの少しだけ
手放していただくかわりに。

世の中の家庭用マシンは、
おおまかに、2つの方向に分かれます。

ひとつは、全部やってくれる便利さ
ボタンひとつで、平均的な一杯が出てきます。

もうひとつは、カフェと同じ、色の冴える一杯
ただ、こちらは、10万円を超えるものが多い。

私たちが立っているのは、その
ちょうど真ん中、すこし下のあたりです。

便利さを、ほんの少しだけ手放していただくかわりに、
カフェと同じ、写真にしたくなる一杯を、
毎日の手の届くところまで。

それが、私たちが選んだ、立ち位置です。

3つの条件を、
あなたの手の中に。

お湯の温度と、抽出の圧力 ──
このふたつは、機械の仕事です。
その答えとなるマシンのことは、
次のお手紙で、きちんとお話しさせてください。

残るは、ひとつ。
豆の、鮮度です。

挽きたての香りを、毎朝、自分の手で。
そのためのグラインダーを、
今回、皆さまからいただいたアンケートの声をもとに、
特別な価格で、ご用意させていただきました。

これで、3つの条件は、
すべて、あなたの手の中で、揃います。

3つが揃った一杯は、
自分で飲んで、うれしい。
誰かに出して、喜んでもらえる。

―― そんな一杯を、これから、
あなたが、出せるようになります。

NEXT LETTER

3通目
そして、ついに ──
すべてを、ひとつにした
「特別なセット」を、公開します。

そのすべてを、ひとつにまとめた特別なセットを、
3通目で、いよいよ、お見せします。

3日後 ―― どうか、楽しみにお待ちください

IMAGE 06
FAREWELL STILL
分かち合ったあとの余韻 ── 「次の手紙へ」(F版) 窓辺のテーブルに置かれた、2つの空いた透明グラス。
底にうっすら色の跡、横に、リネンと小さな花、書きかけの便箋。
朝の光がやわらかくテーブルに差し込む、レースの窓辺。
人は写さず、誰かと過ごしたあとの「余韻と続きの予感」を残す。 MOOD余韻・分かち合い・続きへの予感 TONE水彩、暖色、ピーチ・ベージュ・やわらかい光 RATIO3:4
REPLY CARD  /  お返事

ひとことだけ、
コメントで、聞かせてください。

―― 10通りのなかで、いちばん、
つくってみたいのは、どれですか?


この下のコメントで、ぜひ教えてください。
いただいたお声は、3通目のお手紙で、お答えします。

お名前 分かち合いたい一杯
たとえば、こんな1行 ・ピスタチオ抹茶ラテ ── このグラデを、誰かに見せたい
・黒ごま・きな粉ラテ ── 来客の日、和菓子と並べて囲みたい
・ピーチ・カモミール・ラテ ── おだやかな午後を、分かち合いたい

いただいたお返事は、私たちが大切に拝読します。
個人を特定できる形で、外部に出ることはありません。

―― P.S.

次の、3通目の動画で、
いよいよ、発売日を、お伝えします。

そして、その日の公開の時刻は ──
3通目で、あなたに、おうかがいします。

その時間、待っていられるのは、
何時ごろが、いちばん都合がよいか。
―― 3通目で、皆さんのご希望を集めて、
いちばん多くの方が集まれる時刻に、合わせます。

ですから、次の3通目だけは、
どうか、必ず、ご覧ください。